「今日こそ集中の日にしよう!」そう決めても、気づけば雑務や準備作業に追われて一日が終わってしまった…。
こんな経験、ありませんか?
10xを実践する上で「集中の日」の確保は大切ですが、現実には丸1日を集中だけに使うのが難しいこともあります。
僕も実際、なかなか集中の日が取れず悩んでいました。
でも大丈夫です!「集中の日」というフレームにこだわりすぎると、むしろチャンスを逃してしまうかもしれません。
今回は「集中の日」が丸1日取れなくても、「集中の時間」を作って成果を出す方法をお伝えします。
なぜ「集中の日」が取れないと悩んでしまうのか
10xにおける「集中の日」の本来の意味
10xでは、「集中の日」「準備の日」「自由の日」という3つの日に分けることで生産性を最大化します。
特に「集中の日」は売上に直結する重要な活動に集中する日とされています。
本来、集中の日の目的は「売上に直結する重要な活動に没頭する時間を確保する」ことです。
しかし、多くの人は「集中の日=丸1日集中する」と考えがちです。
大切なのは集中する「質」と「量」のバランスなのです。
僕自身、10xを始めた頃は「集中の日が取れない=失敗」と思い込んでいました(笑)
でも、それは大きな誤解だったんですね。
「集中の日」にこだわりすぎる落とし穴
「集中の日」にこだわりすぎると、逆に生産性が下がることがあります。
具体的には以下のような落とし穴があります:
- 完璧主義に陥り、準備が整うまで集中作業を先延ばしにしてしまう
- 「今日は集中できないから」と諦めて、その日の集中可能な時間まで無駄にしてしまう
- すべてが集中の日か準備の日かの二択だと考えてしまう
僕も「今日は雑務があるから集中の日は諦めよう」と思っていた時期がありました。
結果として、集中できる貴重な時間まで失っていたんですね^^;
10xには「80%ルール」という考え方があります。
完璧を求めずに80%できていればOKという考え方です。
この考え方を集中の日にも適用すれば、「丸1日」でなくても「集中の時間」を確保できれば十分なのです。
むしろその方が現実的で、継続しやすいとも言えます。
「集中の時間」を作る具体的な方法
準備の日でも集中の時間を確保するテクニック
準備の日だからといって、すべての時間を準備作業に使う必要はありません。
むしろ、準備の日でも集中の時間を確保する方がトータルの成果は上がります。
僕が実践している方法をいくつか紹介します:
1. 最初の2時間を集中の時間に設定する
朝の最初の2時間は、多くの人が最も集中力が高い時間帯です。
この時間を「集中の時間」として確保し、一番重要なプロジェクトに取り組みます。
僕は朝の2時間は自分の第二領域のことをしています。
これは朝は集中できるから自分にとって緊急ではないけど、重要なことをやった方がいいと思っているからです。
この時間だけでも、1日の成果が大きく変わるんですよ(^^)
2. タイムブロッキングを活用する
カレンダーに「集中の時間」を事前に設定しておきます。
例えば、午前中に2時間、午後に1時間など、計3時間の集中時間を確保します。
この時間は「約束された集中時間」として、他の予定と同じように扱います。
そうすることで、「集中の日」を諦めることなく、少しでも集中時間を確保できます。
3. 準備作業の時間を短縮・効率化する
準備作業自体も効率化することで、集中の時間を増やすことができます。
例えば。
- メールチェックは1日2回に限定する
- 会議は30分以内で終わらせる
- 定型業務はテンプレート化する
これだけでも1日の集中時間が増えるんですよね(笑)
最適な集中時間の長さと配置
ポモドーロテクニックでも知られていますが、人間の集中力には限界があります。
研究によると、多くの人は90分程度が集中の限界と言われています。
そのため、集中の時間を設定する際は。
- 90分を基本単位として設定する
- 休憩を挟んで複数回の集中セッションを設ける
- 自分の集中力が高い時間帯に配置する
ポイントは「完璧な1日」ではなく「効果的な時間」を確保することです。
たとえ30分でも集中できる時間があれば、それを大切にしましょう。
10xの集中時間を習慣化するステップ
最初の3週間でやるべきこと
新しい習慣を定着させるには、最初の3週間が勝負です。
以下のステップで着実に習慣化していきましょう:
1. 小さく始める
いきなり毎日3時間の集中時間は難しいかもしれません。
最初は1日30分から始めて、徐々に増やしていくのがおすすめです。
僕も最初は朝の30分だけから始めました。
無理のない範囲で始めると、続けやすいですよね(^^)
2. 記録をつける
集中時間とその成果を記録することで、モチベーションが維持できます。
毎日の集中時間を記録するだけでも、習慣化が進みます。
僕はGoogleカレンダーに記録しています。
振り返ると「こんなに集中できたんだ」と自信になりますよ(^^)
3. 環境からの支援を得る
家族や同僚に集中時間の意義を説明し、協力してもらいましょう。
「この時間は割り込まないでほしい」と伝えることで、集中しやすくなります。
幸い僕は集中している時にあまり邪魔されないのですが、仕事中に声をかけられることなどが多い場合は事前に集中の時間にしたいと伝えるといいでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q1: 最低でもどれくらいの集中時間が必要ですか?
理想的には1日に90分〜3時間程度の集中時間があると効果的です。
ただし、たとえ25分でも質の高い集中時間があれば、十分な価値があります。
僕の経験では、毎日集中できる時間を設けた方が少しずつでも進むのでいいと思います。
継続性と習慣化の観点からも、短くても毎日の集中時間をおすすめします。
Q2: 準備の日と集中の時間のバランスはどうすればいいですか?
基本的には、10xの原則に従って「集中:準備=4:1」くらいのバランスが理想です。
例えば、週に4日は集中日、1日は準備日という配分です。
ただ、現実にはそうはいかないこともあります。
その場合は、「1日の中での配分」も考えてみましょう。
例えば、1日の中で80%を集中、20%を準備に充てるなど。
僕の場合は「朝と夕方は集中、お昼前後は準備」というリズムが定着しています。
これだと切り替えも上手くいきますね(^^)
Q3: 集中の時間中の通知や割り込みはどう対処すべきですか?
基本的には、集中時間中はすべての通知をオフにすることをおすすめします。
スマホはサイレントモードか別室に、PCの通知もすべてオフに設定しましょう。
どうしても確認が必要な連絡(例:重要なクライアントからの連絡)がある場合は、iPhoneだと特定の人からの通知だけを許可する設定も可能みたいです。
Q4: 集中の時間に最適な時間帯はありますか?
人によって「集中力が高まる時間帯」は異なります。
一般的には以下のような傾向があります:
- 朝型の人:起床後2〜4時間が最も集中力が高い
- 夜型の人:夕方から夜にかけて集中力が高まる
大切なのは、自分のリズムを知ることです。
1週間、異なる時間帯に集中作業をしてみて、最も成果が出る時間を見つけましょう。
僕は朝に自分のことをやる集中の時間を設けています。
Q5: 家族や同僚に集中の時間を理解してもらうには?
集中時間の意義と目的を明確に伝えることが大切です。
「この時間に集中することで、後の時間をより充実させられる」というメリットを説明しましょう。
具体的には
- 集中時間によって仕事の効率が上がり、一緒に過ごす時間が増える(家族向け)
- チームの成果に直結する重要な作業を行っている(同僚向け)
具体的なメリットを伝えると、理解が得られやすいですよ。
Q6: 集中の時間で成果が出ない場合はどうすればいいですか?
成果が出ない原因を分析しましょう:
- 集中時間が短すぎる → 少しずつ延長してみる
- タスクが明確でない → 集中前に具体的な目標を設定する
- 環境に問題がある → 集中を妨げる要因を取り除く
また、「成果」の定義も見直してみてください。
すぐに結果が出ないプロジェクトもあります。
小さな進捗も成果として認めていきましょう。
僕も最初は「集中しても成果が出ない」と悩みましたが、成果の定義を「完成したかどうか」から「どれだけ進んだか」に変えたことで、モチベーションが維持できるようになりました。
Q7: 集中の時間と自由の日のスケジューリングのコツは?
10xでは自由の日が重要なコンセプトですが、集中の時間とのバランスも大切です。
以下のようなスケジューリングがおすすめです
- まず自由の日を確保する(月に8〜12日程度)
- 残りの日を集中日と準備日に割り当てる
- すべての日に多少なりとも集中の時間を確保する
僕は概ね、毎週木・土・日を自由の日にしていますが、自由の日でも少し仕事をすることはあります。
80%ルールを適用して柔軟に考えるといいですよ( ◠‿◠ )
Q8: 集中の時間中に疲れを感じたらどうすべきですか?
集中力は有限なリソースです。
疲れを感じたら、以下の対処法が効果的です:
- 短い休憩(5分程度)を取る
- 深呼吸や簡単なストレッチをする
- 水分補給をする
- タスクを少し簡単なものに切り替える
無理に続けると生産性が落ちるので、適切な休息は重要です。
僕も疲れたら目の休憩を15分くらいしています。
この小さな休憩のおかげで、長時間でも集中力を維持できるんですよね。
まとめと次のステップ
「集中の日が丸1日取れない」と悩むのではなく、「集中の時間」という考え方に切り替えることで、10xの生産性向上は十分に実現可能です。
今回お伝えした内容をまとめると:
- 「集中の日=丸1日」という固定観念から脱却する
- 準備の日でも集中の時間を確保する
- 短時間でも最大の成果を出すための環境を整える
- 脳の特性を理解し、効率的に集中する
- 小さく始めて習慣化していく
大切なのは「完璧」よりも「継続」です。
たとえ30分でも、毎日確実に集中時間を確保することで、驚くほどの成果が生まれていきます。
僕自身、この「集中の時間」という考え方に切り替えてから、10xの実践がぐっと楽になりました。
完璧を求めすぎず、できる範囲で着実に取り組むことが、長期的な成功につながるんですね。
ぜひ明日から、あなたも「集中の時間」を意識的に取り入れてみてください!
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