「なんか確か、行動経済学の理論で、人が選択を先送りしてしまう傾向を説明するやつがあったよね…。ハイフンが入ってた気がするんだけど…」
友人との会話の中で意思決定の話になり、どうしても思い出せない理論の名前。
頭の中では「現在と将来で人の選好が変わる」という内容は浮かんでいるのに、肝心の理論名が出てこない。
結局その場では思い出せず、後で調べようと思ったものの、検索するためのキーワードすら思い浮かばず、諦めてしまった経験はありませんか?
実は僕もよくありました。
特に好奇心が強い方だと、さまざまな情報に触れるので、「確かこんな理論があったはず…」「あのフレームワークの名前なんだっけ…」といった経験は多いのではないでしょうか。
そして、この「あとで調べよう」が永遠の「あとで」になってしまうことも…(実はこれも「双曲割引」という行動経済学の理論で説明できるんです)
今の時代、ほとんどの情報はインターネットで手に入ります。
スマートフォンやパソコンがあれば、いつでもどこでも情報にアクセスできます。
でも、肝心の検索ワードが思い浮かばないと、せっかくの情報の海に漕ぎ出すことすらできないんです。
情報リサーチが最も重要な理由
情報リサーチ力がある人とない人では、人生の選択肢が大きく変わってきます。
アメリカの教育学者ジョン・デューイは「教育とは、経験を再構成し、より豊かな意味を付与し続けるプロセスである」と言っています。(※1)
この言葉は情報リサーチにも当てはまります。新しい情報を得ることで、今までの経験や知識が再構成され、より深い理解や新しい視点が生まれるんです。
僕の経験でも、生成AIについて調べ始めた時、最初は基本的な使い方しか分かりませんでした。
でも、調べれば調べるほど新しい使い方や可能性が見えてきて、今では仕事の効率を何倍にも上げることができています。
これは情報リサーチ力があったからこそ、できたことだと思います。
リサーチ力を上げる具体的な方法
1. 固有名詞を必ずメモする
リサーチ力を上げる最も重要なポイントは、固有名詞を必ずメモすることです。
例えば、こんな会話を耳にしたとします。
「最近さ、あのスタンフォード大学の教授が書いた本がいいんだよ。確か…キャロル・ドゥエックだったかな。マインドセットについて書いてある本」
この時、重要なのは「キャロル・ドゥエック」という名前をメモすることです。
この名前さえメモしておけば、後でGoogle検索で「キャロル・ドゥエック 本」と入力するだけで、『マインドセット 成功を手に入れる「やればできる!」の研究』という本にたどり着けます。
2. 情報のジャンル分けをする
固有名詞をメモする際は、ジャンル分けをしておくと、より効果的です。
- 著者名
- 書籍名
- 企業名
- サービス名
- 理論や法則の名称
- 研究者名
このように分類しておくと、後で検索する時に「この分野のことを調べたい」という意図に沿って探せます。
これらの検索テクニックを使いこなすことで、必要な情報により早くたどり着けます。
情報リサーチが生む予想外の効果
実は、情報リサーチ力を上げることには、思わぬ副産物があります。
カーネギーメロン大学の研究によると、新しい情報を継続的に取り入れることは、認知機能の維持・向上に効果があるとされています。(※2)
つまり、情報リサーチを習慣化することで:
- 記憶力の向上
- 問題解決能力の向上
- 創造性の向上
といった効果が期待できるんです。
まとめ:情報リサーチは人生を変える
今お伝えした内容をまとめると:
- 固有名詞を必ずメモする
- 情報をジャンル分けする
これらを実践することで、必要な情報に素早くアクセスできるようになります。
ただ、これは情報リサーチの入り口に過ぎません。
実は、もっと効率的な情報の集め方や、AIを活用した情報をする方法があります。
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それでは、また次回お会いしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。