「仕事をとっとと終わらせたい」
毎日そう思って、チャットワークに溜まっている自分宛のチャットがあったら速攻で開き、その場で勝負を決めようという気概でやってきた。
しかし、時にはその場で勝負を決められない強敵な仕事もある。
それでもなんとかその日中に終わらせたいという思いが強すぎて、1日でこれ全部終わらせるという詰め込み方式をやっていた。
そして、終わらせられない時は
「クソッッ!」
と心の中で叫んで、「明日もこれやらないといけないのか」と少し落胆にも似た気持ちを抱えながら眠りに入っていた。
ここで気づいた。
「詰め込み方式でやるから毎日寝るのが遅いんじゃないか?夜遅くまで仕事をして、プライベートな時間を作れてないから、ただじゃ転ばねえ精神で無理やり深夜にドラマを見てるんじゃないか?」
10x思考的に考えても、1日で色々な案件のことをやるのはあまりオススメされていない。
考え方を変えて、そこまで詰め込みすぎないようにすると、精神的なストレスもなく、そして、意外と終了しているタスクの数は変わらない。
しかも、10xでは必ず休みの日を作るように言われているから、1週間の中で働ける日が自然と少なくなる。
だからこそ、その時間内に終わらせないとという気持ちに切り替わるので、生産性も上がる。
10x思考は「締切効果」と「選択と集中」を発動させる要素が自然と盛り込まれている点でよくできていると感じる。
僕の仕事の考え方は発生した仕事は
なるべくその日に終わらせて、もう仕事がない状態にまでしたいというスタイルです。
多分、あなたも似たような感じかと思いますが、僕は仕事が残っているということがものすごくキライなので、タスクを詰め込みすぎる傾向があります。
これはいい側面も結構あるのですが、抱える案件が多くなったり、1つの仕事が重たい仕事を多く抱えると、毎日夜寝るのが遅くなるというデメリットが発生します。
そして、仕事だけして寝るのも癪だから、深夜にネットフリックスでドラマを見たりして、夜寝るのがすごく遅くなります。
(僕の経験談)
この、毎日タスクを詰め込みすぎるのは「早く終わらせたい症候群」があるからかもしれません。
忙しい人でこの症候群が強くなりすぎると、ほぼ毎日タスクの山で、仕事で1週間が終わります。
プライベートや休日を楽しむことも
人生ではとても大事です。
これらの問題は10x思考を身につけると、解決できると考えています。
その方法をお伝えします。
10x思考1.1日で4つの案件の仕事をしない
10xでは1ページプロダクティビティという毎日書くシートがあります。
この1ページプロダクティビティでは、その日に行うプロジェクトを3つまでに絞ります。
なので、案件を4つ以上抱えていても
1日にやることは3つの案件までという感じになります。
最初のうちは全部やってしまいたくなりますが、この1ページプロダクティビティに慣れると、ここに書いたこと以外はやらなくてもいいという免罪符みたいな感情が生まれます。
これは精神衛生上、プラスに働きます。
自分で許せるようになることは、思っているよりもストレスを下げるので、かなりプラスの効果があります。
そして、やることを3案件以下に絞るので、選択と集中が自然とできるようになります。
最初はチャットワークで全ての仕事を管理している場合、チャット自体は見えてしまい、ついついそのチャットを開いてタスクをやりたくなっちゃいます。
(僕もそうでした)
ですが、特に重たい仕事を行う時は他のことをやらないようにしたことで、かなり作業が捗るようになりました。
僕の場合、重たい仕事はマニュアルを作ったり、制作物の構成を練ったりすることなどですが、他のことをやらないようにすると、自分が思っているよりも作業が進むことが多いです。
「選択と集中」と言ったりしますが、10xの1ページプロダクティビティは自然と「選択と集中」をさせてくれるツールだと感じています。
「細かいタスクだったら全部やっちゃっていいんじゃないの?それでも3案件以下じゃないといけないの?」
と思われる方もいるかもしれません。
ですが、これも10xはカバーしています。
重たい仕事をやる時は集中する日なので、集中の日の分類になります。
※正確にいうと集中の日は収入に直結する仕事を行う日です
ですが、もう1つ「準備の日」があり、この準備の日はちょっとしたメールの返信や細かい業務などに充てる日です。
全ての案件の細かいことはこの準備の日にやるといいでしょう。
あと、僕は集中の日と準備の日のハイブリッドで集中することが一区切りついた時間がそこまで遅くなければ、すぐに返信できることは返信します。
こんな感じで少しアレンジするのも
僕はありだと考えています。
自分の中で、この時間までに集中することが終わっていたら、細かい業務もやっていいなど、基準を決めておくと、考えなくて良くなるので、さらに生産性は上がります。
10x思考2.先に自由の日を取る
10xによってタスクの詰め込み過ぎ問題を解決できる要素としては先に自由の日を取ることです。
自由の日は休みの日と捉えていただいてOKです。
10xでは、この自由の日を先に決めて必ず取るようにします。
理由はずっと働いていると受け身で仕事をしてしまい、新しい仕事を作るという発想ではなく、来た仕事をこなすという思考になるからです。
おそらく、エネルギー値が下がってしまい、新しい仕事を作ろうとするパワーが無くなってしまうんだと思います。
だからこそ、先に自由の日を取って、エネルギーを回復させることは仕事においても大きな意味があります。
さらに、プライベートを充実させる上で先に休みを取るのはとても重要です。人生は仕事だけじゃないですから。
そして、実は自由の日が仕事の生産性を上げることにも作用します。
それが、冒頭でもお伝えした
「締切効果」です。
先に休みの日を取っちゃったので、
1週間で働ける日が制限されます。
そのため、その限られた時間の中で
仕事を終わらせる必要があります。
そうなると、人間は不思議なもので
その限られた時間で終わらせるような
仕事のやり方を編み出します。
そして、本来20時間掛かっていたことが7時間くらいで終わったなど、仕事の時間が短縮します。
これを締切効果というのですが、自由の日は自然と締切効果を生み出せる側面も持っています。
これはタスクを詰め込んで早く終わらせたいと思う人や仕事をバリバリしている人にかなり効果的です。
(ダラけてしまう人だと締切効果が生まれない可能性もあります)
先に自由の日を取ることによって、1週間が仕事で埋まることがなくなり、1週間かけていた仕事が5日で終わるようになります。
1ページプロダクティビティによる選択と集中、自由の日によって生まれる休みの日と締切効果によって仕事は終わりつつ、プライベートを満喫できる日も取れるようになります。
まとめ:持続可能な生産性向上のために
今回の内容をまとめます。
- 10x思考の1ページプロダクティビティで選択と集中ができて、作業の効率が上がる
- 10x思考の自由の日を取ることで、休みが取れて、かつ締切効果が生まれるため、仕事の作業時間が短縮される
- この2つの10x思考を取り入れるとタスクを詰め込みすぎることが少なくなり、仕事だけの1週間にならなくなる。
10x思考を意識すると、このように自然と仕事の生産性も上がります。
僕は「早く終わらせたい症候群」が強くて、タスクの詰め込みすぎていましたが、この10x思考を取り入れてから、圧倒的に少なくなりました。
毎日多忙で活躍されているあなたの役に立てば嬉しいです。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
追伸:
働く時間を極限まで減らしつつ売上も上げて、一緒に働く人も喜び、休日を満喫できるような仕事の仕方を日々、研究しています。
なぜ今そんなことを研究しているかというと、生成AIが出てきたことによって、現実的に可能になったと判断したからです。
その研究と日々のチャレンジをメルマガで発信しています。
いかに生成AIを実務で使えるかという生々しい現場の情報をお伝えするので、興味のある方は登録してください。