今日は講座の事務局の仕事をしていたのですが、その時に気づいた
「善意の罠」について書きます。
これを意識していないとほぼ間違いなく油断するので、意識しておいた方がいい内容です。
それではいきましょう。
1. 明確な「悪」と「善意の失敗」の違い
今日は講座の事務局として録画した講座の動画に目次と時間をつけていたのですが、その時にこの善意の罠に気づきました。
時間を書いている時に
「この時間表記を間違えたら、きっとみんなこの表記をあてにするからミスリードになるよな?」
と思いました。
(僕が時間表記をミスったわけではないですよ!)
これって受講生の方は僕が事務局という立場でやっているから、疑いもせずに表記された時間をあてにしますよね。
僕も普通に見やすくなって便利だからという善意でやっています。
ただ、これがミスっていたとしたら
受講生の方にとっては結果としては迷惑になります。
なので、良かれと思ってやったことが悪い結果を導き出しているということです。
悪い人が悪いことをやるのは陥れようと思ってやってるので、相手にとって悪い結果になることは明白です。
だからこそ、やられる側は明らかに悪そうな見た目の人がいたら、本能的に警戒して、無意識に距離を取ったりします。
ですが、善意のもとやっている人が行なっている行動は、悪いことをしていると思わないので、警戒しません。
だから、そのまんま受け入れてしまうということになります。
なので、善意ある行為で結果が悪くなるというのは実は一番怖いともいえます。
だからこそ、頭の片隅にでもこの視点は入れておく必要があります。
2. 善意の罠にどう向き合うべきか
善意の罠があることは分かったと思いますが、実際にどう向き合うかがこの罠を掻い潜るためには大切になります。
しかし、いつも疑っているのは現実的ではないです。
なぜなら疲れてしまうからです。
人は常に臨戦体制で生きてはいけません。
それは、ずっと二の腕を曲げて力こぶを作っているのと同じです。
ずっと力こぶを作るのは無理ですよね?
(僕は無理です。もしできたら教えてください)
そう、つまりムリなんです。
なので、常に疑ってかかるということは現実的ではありません。
なので、大事なことは
クリティカルシンキング
(批判的思考)
を持つことです。
これは「本当にそうなのか?」というような問いを自分に投げかけることです。
疑うわけではないですが、
「本当にそうなんだろうか?」という
問いを持てるようになることが
善意の罠にかからないために大切だと僕は思います。
自分の魂まで預けるかの如くに信用しすぎると、一切何も疑問に思わずにやってしまうので、それが悪い結果になるかもしれないということに気づけないです。
ですが、疑うの概念だと、
そもそも信用してないということになってしまいますし、疑っている自分に嫌悪感を抱くという可能性もあります。
なので、問いを持つという概念で考えた方が精神衛生上いいのかもしれません。
あとは、そもそもこの善意の罠が発生しないようにしっかりと物事を教えるということもとても重要だと思います。
そもそも、良かれと思ったことが悪いことにならないような仕組みにするのが、最もいいですよね。
なので、こうならないように教えられるような仕組みにするといいと僕は思います。
そうすると、みんながハッピーになれます。
僕もいかに働かないで売り上げを上げるかということを真剣に考えているので、こういった仕組みが作れるとめっちゃテンションが上がりますね(^^)
3. まとめ:善意の裏側にある落とし穴
まとめると
- 善意でやったことが悪い結果に繋がる構造が最も怖い
- 善意の罠にかからないためには自分に問うクリティカルシンキングが重要
- 最も大切なのは善意の罠自体が発生しないようにしっかり教える
この3つになります。
クリティカルシンキングはこれからの生成AIの時代においてもかなり大事になる思考だと僕は考えています。
なぜなら、それが人間が新たなものを生み出すための源泉になると僕は思うからです。
疑問に思うからこそ、頭が働き、考えて、新たなアイデアが浮かびます。
このたった1つのアイデアが自分を変えますし、周りも変えて、社会を変えて、日本全体を変えて、世界を変えるムーブメントになる可能性だってあります。
そんなおおげさなと思うかもしれませんが、人はみんな、それだけのことができる可能性があると思っています。
生成AIは合理的ですが、新たなアイデアを出すわけではありません。
しかし人間には新たなアイデアを出すことができます。
それは人間が非合理的だからです。
だからこそ、クリティカルシンキングをして、人間にしかできないことをどんどんやっていくことが大事じゃないかなと僕は思います。
人間の本来の役割が何なのかを考えるいい時代になったのかもしれません。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。